パン作りで、「無塩バターがないけどどうしよう」、「有塩バターならあるけど使えるのかな?」と迷ったことはありませんか?無塩バターを買っても使いきれるか不安に感じる方も多いと思います。
結論から言うと、有塩バターでもパンは作れます!
ただし、塩が入っている分、味や発酵に少し影響が出ることがあるので注意が必要です。
無塩バターが使われる理由や、有塩バターを使ったときの違いを知っておくことで、失敗はぐっと減らせます。
さらに、バターがない場合の代用方法も知っておくと、材料に悩まずパン作りを続けやすくなりますよ。
この記事では、初心者の方でも分かるように、有塩バターと無塩バターの違いと有塩バターで作るときの対処法をわかりやすく解説していきます。
パン作りで無塩バターを使うのはなぜ?有塩バターだとどうなる?

塩は微量でもパンの味と発酵に影響するため無塩バターの方が失敗しにくい
パン作りで使う塩は少量ですが、パンの味や発酵の進み方に影響する大切な材料です。
レシピは、この塩の量を前提に考えられているため、ここが変わると仕上がりも変わってしまいます。
有塩バターを使うとバターに含まれる塩が加わる為、レシピより塩が多くなってしまいます。
有塩バターは商品によって塩分量が一定ではないため、毎回同じ仕上がりになりにくいです。
また、塩には発酵をゆるやかにする働きがあるため、少し増えるだけでも膨らみにくくなる原因になることも!
このような理由から、レシピでは無塩バターが使われていることが多く、味と発酵のバランスを整えやすくなっているんですね。
無塩バターはレシピ通りの味に仕上がりやすい
パン作りで使う塩は少量ですが、パンの味や発酵の進み方に影響する大切な材料です。
レシピでは、この塩の量を前提に考えられているため、ここが変わると仕上がりも変わります。
有塩バターを使うと、バターに含まれる塩が加わる分だけレシピより塩が多くなってしまいます。
さらに、有塩バターは商品によって塩分量が一定ではないため、毎回同じ仕上がりになりにくいこともあります。
塩には発酵をゆるやかにする働きがあるため、少し増えるだけでも膨らみにくくなる原因になることがあります。
このような理由から、味と発酵のバランスを整えやすくする為にレシピでは無塩バターが使われていることが多いです。
有塩バターを使うと塩の量が増えて味が変わりやすい
有塩バターにはあらかじめ塩が含まれているため、レシピ通りに作ると全体の塩の量が増えてしまいます。
パンは少しの塩でも味の印象が変わるため、思ったより「しょっぱい」と感じることがあります。
特にバターの量が多いレシピほど塩の量も増えやすく、味への影響が大きくなりやすいです。
また、材料が少ないシンプルなパンは少しの違いでも味に出やすく、塩の変化を感じやすい特徴があります。
このように、配合によって影響の出方は変わります。
有塩バターを使う場合は、こうした違いを踏まえてレシピを選ぶことや使い方に工夫が必要です。
次の項目では、失敗しないで作るための注意点とレシピのポイントを具体的に解説します。
有塩バターを使う場合の注意点と失敗しないレシピのポイント
有塩バターを使う場合は、バターに含まれる塩の量を考えて使うことが大切です。
また、有塩バターは商品ごとに塩分量が違うため、毎回まったく同じ味にならないことも注意が必要です。
有塩バターの塩分量は、パッケージの裏や側面にある「栄養成分表示」で確認できます。
ここにある「食塩相当量」を見ることで、どのくらい塩が含まれているかが分かります。
多くの場合、「100gあたり」で表示されているため、使う量に合わせて計算すると目安が出せますよ。
例えば、
食塩相当量 1.3g(100gあたり)
バターを20g使用する場合
✓ 1.3g ÷ 100 × 20 = 約0.26g
このように、約0.2〜0.3gの塩が含まれている計算になります。
この分を考えてレシピの塩を少し減らすだけで、仕上がりはぐっと安定しやすくなります。
失敗を防ぐためには、まずは食パンや菓子パンなど、砂糖や油脂が入った配合のパンから試すと違いを感じにくく作りやすいです。
おすすめは、塩パンやチーズやウインナーを乗せたりする総菜パンなどから挑戦してみるといいかもしれませんね。
こうしたポイントを意識することで、有塩バターでも安定してパン作りができるようになります。
有塩バターを使うとパンが膨らまないって本当?

有塩バターでもパンは膨らむので使っても問題ない
「有塩バターを使うとパンが膨らまない」と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、結論から言うと、有塩バターでもパンは膨らみます。
ただし、使い方によっては膨らみにくくなることも!
その理由は、有塩バターに含まれる塩です。塩にはイーストの働きをゆるやかにする性質があるため、量が増えると発酵が進みにくくなり、結果として膨らみが弱くなることがある為注意が必要です。
特にレシピ通りに塩も加えてしまうと、気づかないうちに塩が多くなってしまい、発酵に影響が出やすくなります。
ただし、パンが膨らまない原因は有塩バターだけではありません。
イーストの状態や水の温度、こね不足なども影響してきます。
まずは原因を一つに決めつけず、全体を見直すことが大切ですよ。
有塩バターでもポイントを押さえれば、問題なくパン作りは楽しめます。
パンが膨らまない原因はバターではなく他にある可能性がある
パンがうまく膨らまないと、「有塩バターを使ったからかも?」と感じることがありますが、
膨らまない原因はバターではなく他にある可能性もあります。
パンのふくらみは主にイーストの働きや生地の状態によって決まってくるため、
次のポイントを見直すことが大切です。
- ✓イーストの状態
-
古くなっていたり保存状態が悪いと→発酵する力が弱くなり、膨らみが弱くなる
- ✓水の温度
-
水温が高すぎると→イーストが弱り、逆に低すぎると発酵が進みにくくなり、膨らみが弱くなる
- ✓こね具合
-
こね不足だと→生地の中にしっかりしたグルテンの構造ができず、ガスをうまく閉じ込められないため膨らみが弱くなる
- ✓水分量
-
少なすぎると→生地が固くなり、逆に多すぎると形が保てず、重たい仕上がりになりやすい
このように、パンが膨らまない原因はいくつか重なっていることもあります。
まずは一つに決めつけず、材料や工程を順番に見直していくことが大切です。
この様に原因が分かると、同じ失敗を防ぎやすくなりますよ。
塩の量が増えることでイーストの働きが弱くなることがある
有塩バターを使うと、先ほども説明した通り、レシピに書かれている塩とは別にバターに含まれる塩分が加わるため、全体の塩の量が増えてしまいます。
パン作りにおいて塩は、味を整えるだけでなく、生地を引き締めて形を保ちやすくしたり、発酵の進み方をゆるやかに整える働きがあります。
そのため、適量であればパン作りに欠かせない材料です。
ただし、入れすぎるとイーストの働きをおさえる性質があります。
そのため、気づかないうちに塩が多くなると、下記の様に発酵の進み方に影響が出ることがあります。
- 発酵の進みがゆっくりになる
- 生地のふくらみが弱くなる
- 発酵が終わらない、思ったように発酵が進まない
といった変化が起こりやすくなります。
このような影響を防ぐためには、塩の量をできるだけ正確に量ることが大切です。
特にパン作りでは、0.1g単位で量れるデジタルスケールを使うと仕上がりが安定しやすくなります。
有塩バターを使う場合は、目分量で減らすのではなく、塩の量を計算して調整する方が安心です。
一般的に、パンの塩は小麦粉に対して1.5〜2%程度が目安なので、バターに含まれる塩分も含めて、この範囲におさまるように調整してみましょう。
パン作りでバターがない時の代用は何がある?バターを入れないとどうなる?

バターの代わりに液体の油脂でも作ることができる
バターがない場合でも、次のようなスーパーで手に入りやすい油脂で代用してパンを作ることができます。
- 米油
- 太白ごま油
- ココナッツオイル
- オリーブオイル
特別な材料を用意しなくても、身近なもので対応できるのが特徴です。
パン作りにおいて油脂は、生地をやわらかくしたり、乾燥を防いだりする役割があります。
そのため、バターでなくても油脂が入っていればパンを作ることは可能です。
オリーブオイル以外は無臭タイプのクセの少ない油脂がおすすめですよ。
例えば、米油や太白ごま油 → 食パンや丸パンなど、クセなく仕上げたいパンに向いている
オリーブオイル → フォカッチャや食事パンなど、風味を活かしたいパンに向いている
このように、油の種類によって合うパンが変わるため、仕上がりをイメージして選ぶことがポイントです。
さらに、液体の油脂は計量や混ぜ込みがしやすく、初心者でも扱いやすいというメリットもあります。
まずは「代用できる」ということを知っておくだけでも、無理なくパン作りを続けやすくなりますよ。
バターなしでもパンは膨らむ!?バターなしだとあっさりした食感になり風味は変わる
バターがないと「ちゃんと膨らむの?」と不安になる方も多いですが、
バターを入れなくてもパンはしっかり膨らみます。
パンのふくらみは主にイーストの働きによるため、油脂がなくても発酵自体には大きな影響はありません。
ただし、仕上がりには違いが出ます。
バターを使わない場合は、
- 軽くてあっさりした食感になる
- コクやリッチな風味は控えめになる
- シンプルで素材の味がわかりやすい仕上がりになる
さらに、菓子パンのようなふんわりした仕上がりではなく、ややしっかりした食感になりやすく、ハード系のパンのような仕上がりになります。
そのため、バターの風味を楽しみたいパンとは少し違う仕上がりになりますが、食事パンやシンプルなパン、ベーグルにはむしろ向いています。
このように、バターなしでも問題なく作れますが、膨らみ方ではなく、食感や風味が変わるという点を知っておくことが大切です。
油脂を変えると仕上がりのやわらかさや香りに違いが出る
油脂の種類を変えると、パンのやわらかさや香りに違いが出ます。
これは、油脂の性質の違いによるものです。
バターには油脂や乳成分が含まれており、生地をやわらかくしながらコクを加え、ふんわりした仕上がりになりやすい特徴があります。
一方で、米油や太白ごま油などの液体の油脂は乳成分を含まないため、軽くシンプルな仕上がりになりやすいのが特徴です。
また、オリーブオイルは香りがあるため、食事パン向きの風味に仕上がります。
このように、同じ油脂でも種類によって仕上がりの特徴が変わるため、パンに合わせて選ぶことが大切です。
代用する場合は入れる量や水分のバランスに注意する
バターを他の油脂に置き換える場合は、入れる量や水分のバランスに注意することが大切です。
基本的には、バターと同じ量の油脂で置き換えることができます。
ただし、バターと液体の油では生地へのなじみ方が異なるため、仕上がりに違いが出やすくなるので注意が必要。
バターはやわらかい状態で使うため、すぐに全体に広がらず、生地がまとまりやすい特徴があります。
一方で、液体の油は最初から生地全体になじむため、生地がゆるくなりやすく、ベタついて感じることも。
そのため、同じ分量で置き換える場合でも水を2〜3gほど減らすと扱いやすくなります。(目安:バター10g → 油10g+水−2〜3g)
また、最初から水分を多く入れるのではなく、少し控えめにして生地の様子を見ながら調整するのがポイントです。
このように、分量を少し意識するだけで代用してもまとまりやすく、安定した仕上がりに近づけることができますよ。
バターの代用でマーガリンでも作れるが風味や仕上がりが変わってくる
バターの代わりにマーガリンを使っても、パンを作ること自体は問題なくできます。
ただし、バターとは原料や作り方が異なるため、仕上がりには違いが出ます。
バターは乳由来の油脂でコクや風味が強いのに対し、マーガリンは植物油をベースに作られているため、あっさりした味わいになりやすいのが特徴です。
そのため、菓子パンのようなリッチな風味を出したい場合はバターの方が向いています。
一方でマーガリンは価格が比較的手頃な上、日常的に使いやすいというメリットがあるため、
コストを抑えたい場合には選択肢の一つになります。
また、マーガリンというと「トランス脂肪酸」が気になる方も多いかもしれません。
ですが、現在は企業の改良によって大きく減少しており、2000年代には100g中約8g前後含まれていたものが、
近年では0.7g程度まで低減されています。
さらに、日本の一般的な食生活ではトランス脂肪酸の摂取量自体が少なく、通常の範囲であれば健康への影響は小さいとされています。
ただし、商品によって差があるため、気になる場合は原材料表示や栄養成分表示を確認して選ぶことも大切です。
このように、マーガリンは「使えるけれど特徴が違う材料」です。
風味を重視するのか、使いやすさや価格を重視するのかで選び方が変わってきます。
パン作り どんなバターがおすすめ?目的別のおすすめ3選!
パン作りで使うバターは、使いやすさ・手に入りやすさ・価格などを基準に選ぶ事をおすすめします。
まず、扱いやすさと手に入りやすさを重視するなら「よつ葉の無塩バター」がおすすめです。
クセが少なく、レシピ通りに仕上がりやすいのが特徴です。
スーパーでも購入しやすく、価格も比較的安定しているため初心者の方でも取り入れやすいバターですよ。
次に、バターの代わりとしてコストや使い勝手を重視するならcottaさんの「ソイブレール」がおすすめです。
大豆由来の油脂から作られており、扱いやすく価格も比較的抑えやすいのが特徴。
バターよりも軽くあっさりした仕上がりになるため、日常的な食事パンやシンプルなパン作りに向いています
大量のバターを使うレシピでなければバターで作ったものと食べ比べても違いに気づきませんでした。
さらに、日々の食事で使う油脂の種類やバランスを意識したい方には「グラスフェッドバター」がおすすめです。
牧草を食べて育った牛のミルクから作られており、一般的なバターに比べてオメガ3脂肪を含むとされています。
血中脂質や食事全体のバランスを気にしている方や、油脂の選び方を気をつけている方に向いています。
価格はやや高めですが、風味も良く、満足感のある仕上がりになります。
有塩バターを使ってホームベーカリーでも作れる?注意点と失敗しないコツ

有塩バターでもホームベーカリーでパンは問題なく作れる
有塩バターしかない場合でも、ホームベーカリーでパンは問題なく作ることができます。
無塩バターでなくても、基本的な材料のバランスが大きく崩れるわけではないため、安心して使うことができますよ。
ただし、先程も説明した通り有塩バターにはもともと塩が含まれているため、レシピ通りに塩を入れてしまうと全体の塩分が多くなってしまう点には注意が必要です。
パン作りでは塩の量によって味だけでなく発酵の進み方も変わるため、有塩バターを使う場合は塩の量を意識することが大切です。
とはいえ、ホームベーカリーはこねや発酵を自動で行ってくれるため、基本の使い方を守れば初心者でもしっかり焼き上げることができます。
次の項目では、なぜ塩の量が発酵に影響するのか、ホームベーカリーで失敗しやすいポイントとあわせて解説していきます。
まずは「有塩バターでも作れる」ということを知っておくことで、材料がそろわないときでも無理なくパン作りを続けやすくなります。
ホームベーカリーは自動のため塩が多いと発酵の遅れを調整できない
ホームベーカリーは、こねや発酵、焼き上げまでの工程があらかじめ決められており、途中で発酵の状態を見ながら調整することができません。
有塩バターを使うと塩の量が増えやすくなり、イーストの働きが弱まり、発酵の進みが遅くなることがあります。
手ごねの場合であれば、発酵が遅いと感じたときに時間を延ばすなどの調整が自分でできますが、ホームベーカリーではその調整ができないため、発酵が足りないまま焼きに入ってしまいます。
その結果
✓生地が十分に膨らまない
✓高さが出ず、詰まったような仕上がりになる
✓重たい食感になりやすい
といった失敗につながることがあります。
このように、ホームベーカリーは便利な反面、材料のバランスが仕上がりにそのまま影響しやすい特徴があります。
そのため、有塩バターを使う場合は、塩の量により注意することが大切です。
有塩バターを使う場合のコース選びと失敗しないポイント
ホームベーカリーは発酵の調整ができないため、材料の入れ方と塩の量の管理がポイントになります。
有塩バターを使う場合は、バターに含まれる塩分を考えて、レシピの塩をきちんと減らすことが大切です。
ここで、先ほどお伝えした塩の計算方法をもう一度確認しておきましょう!
一般的に有塩バターには、100gあたり約1.2〜1.5gの塩分が含まれています。
例えば、
・有塩バターを20g使う場合 → 約0.24〜0.3gの塩が含まれる
・レシピの塩が2gの場合 → 2g − 0.3g = 約1.7gに調整
このように、バターに含まれる塩分を差し引いて、全体の塩の量が同じになるように調整することがホームベーカリーで失敗しないポイントです。
この調整ができていれば、イーストの働きも安定するため、発酵時間を変える必要はなく、標準コースでそのまま焼くことができます。
また、材料の入れ方にも注意しましょう。
ホームベーカリーでは、イーストのすぐ隣に塩を入れないようにすることが大切です!
塩が直接触れるとイーストの働きが弱くなり、膨らみに影響が出ることがあります。
このように、塩の量をきちんと整えておくことで、ホームベーカリーでも安心して有塩バターを使うことができます。
FAQ

まとめ
パン作りでバターを選ぶときは、使いやすさや続けやすさで考えることがポイントです。
まずは、そのままパンに塗ったり料理にも使えて価格も手頃な有塩バターから試してみるのも一つの方法ですよ。
塩の調整が少し手間に感じる場合は、レシピ通りに作りやすい無塩バターを選ぶと失敗しにくくなります。
無塩バターを使いきれるか不安な場合も、料理に使うことで無駄なく活用するのもあり。
このように、どちらが正解というよりも自分に合った方法で無理なく続けられる選び方が大切です。
試しながら、自分にとって取り入れやすい方法を見つけていくことで、パン作りはぐっと続けやすくなります。

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